こんにちは。ソフト・ハート研究所レジサービスチームの櫻井です。
今週末からいよいよ年末商戦のピークに突入致します。
それを見越して、レジ2人体制のシフトを組んでいるお店もあるかと思います。
お客様を出来るだけ待たさず、スムーズにご精算していただくことが2人体制
を組む理由ではあるのですが、ここでも決まりごとをキチンとしておかなければ
ミスやトラブルが却って増えるということになりかねません。
本日は、レジ2人体制を組むときの注意点について取り上げたいと思います。
1.キャッシャーとスキャンする側のスピードをバランスする。
⇒① スキャンはやたら早いけれども、キャッシャーが遅い。
② キャッシャーは早いけれど、スキャンは遅い。
という状況が発生する場合があります。
①の場合ですと、データだけが貯まっていきますので、キャッシャー側が
焦ってお客様との相互確認をしないまま精算しがちになり、金銭関係の
ミスが発生しやすくなります。
②の場合ですと、キャッシャー側が棒立ちになりがちですので、お客様からは、
「何も作業をしていない」というあまりよくない印象を与えてしまいます。
その状況をバランスする作業としては「袋詰め」(サッキング)になるかと思います。
これにより、スピードのバランスが図れるだけでなく、何よりお客様へのサービスに
なりますので、是非実践していただきたいと思います。
2.声かけ&確認の流れをキチンとする
ホームセンター等でよくあるのが、1人がスキャン、1人が袋詰めというレジの
体制です。この体制では「商品の入れ忘れ」というミスが発生しがちです。
スキャン側が商品を袋詰め担当側に送れば、それで終わりという感覚。
袋詰め側は送られてきた商品だけを袋詰めすればそれでいいという感覚。
を双方が持っているがために、相互確認が出来ていないのです。
スキャン側は商品を流し終わったら「以上です」と言う言葉を袋詰め側にかける。
その際、袋詰め側はカゴの中身に何も残っていないか確認するという
連携プレーが必要ではないかと思います。
3.忙しいときだからこそ接客を重視
レジ2人体制を取るときは、大抵忙しく慌しい状況です。
その状況に甘えてスピードを優先するあまりに、本来の接客を忘れてはいけません。
お辞儀等の所作がキチンと出来なくても、一人一人のお客様に
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」の言葉を笑顔で伝えることが
必要です。
1人の時よりも二人ですることでお客様に与える印象は全く違います。
どちらか1人だけがするのでは、あまり意味がありません。
また、年内最後の買い物を自店でわざわざして頂いたお客様に
1年間の感謝の気持ちを伝える機会でもあることを忘れてはいけません。
以上3点を朝礼等でお伝えいただければと思います。