こんにちは。ソフト・ハート研究所レジサービスチームの櫻井です。
レジスタッフの新規採用が活発になる時期ということもあり、各店で
新規採用者のレジ教育をされているシーンを見ることが多くなっております。
そして、教育が終わった後は即実践という流れになるかと思いますが、
果たしてそれでレジ教育は終わったのでしょうか?
答えは「NO」です。
レジ教育の実践を通じて、担当者が教育した接客動作・基本動作を正しく行い、
一つの「型」として固まるまでは、レジ教育は終わったとはいえないのです。
教育中には出来ていたことが、いざ実践になると出来ないというのがレジ業務では
多々見られます。
その理由は、実践で基本が崩れて自己流の接客・基本動作に変容してしまうから
です。アタマで理解したしたことを、スムーズに行動に移せるまでには何日かの
タイムラグがあります。
そのわずかな期間で基礎からは外れた接客・基本動作を身につけてしまう人が
とても多いのです。
実践はアタマで理解させるのではなく、体で体得させなければなりません。
そこで間違いや誤りを軌道修正しながら「型」を固めるのです。
そのサポートは当然ながら教育担当者自らが行わなければなりません。
そこでよくベテランのパートさんに一任してしまうケースが見られますが、
本来はあまりよくありません。なぜなら、教育したスタッフがどういったクセが
あるのか?どこでつまづいているのか?を直接確認することが出来ないからです。
それを他の人に任せてしまっては自分自身の教育の仕方の振り返りやフォローの
仕方を考えることも出来ません。
レジ教育が終了するのは、接客技術やレジ操作をマスターした段階ではなく、
実践でスタッフがそれを正しく発揮できるまでと考えてください。
そこまでしっかり出来れば、新規スタッフのミス・トラブル等で振り回されることは
少ないと思いますよ。