こんにちは。ソフト・ハート研究所 レジサービス研究チーム為永です。
カードに関する話題が続きましたので、今回も引き続きその流れでいきたいと思います。
タイトルにもありますとおり、レジでお客様にポイントカード所持の有無を確認する
声かけをしていると思いますが、その応対は人によってばらつきがあったりします。
ばらつきが出るということは、その店舗の教育レベルはまだまだ
ということになります。これは実は接客チェックする際にも活用できます(笑)。
今日は、ポイントカードに関することでよくありがちな誤った応対について、
ご紹介したいと思います。
『ポイントカード所持を確認する際』
① 「いらっしゃいませ。ポイントカードは?」
⇒複数接客をしていて面倒くさいのか?明らかに言葉を端折っています。
混雑時に起こりやすい応対事例です。言葉以外にもレジ基本動作を
省略している可能性がありますので、こういうタイプのレジチェッカーは
要注意です。
② 「いらっしゃいませ。ポイントカードのほうはお持ちですか?」
⇒この応対言葉、一見誤りはないように思いますし、実際お客様に
この言葉を使って応対しても問題が起こることはないと思います。
しかし、この言葉は今どきの敬語が混じっています。
「~のほう」という言葉遣いがそれにあたります。
ですので、よく使われる「お支払いのほう」という言葉も誤りです。
『お客様がポイントカードをお持ちでない場合』
① 「・・・・(無言)」
⇒意外にもこの対応が結構多く見られます。
「いかにも事務的に聞きました 」という印象を与えてしまいますので
この応対は一番最悪な応対です。
② 「失礼致しました」
⇒この応対用語を使われている店舗は比較的多いのではないでしょうか?
ポイントカード所持の有無の確認の応対用語としては適切ではありません。
捉えようにとっては、ポイントカード所持の有無確認の行為そのものが
お客様に対して失礼にあたるのか?ということになりかねません。
ここは、普通に「承知しました」「はい。かしこまりました」等の言葉を使う方が
無難です。
今回、ご紹介した応対例にあります「今どき敬語」は日常的にも使用しやすい
ものですので、気をつけておきたいところです。
機会があれば、「今どき敬語」についてご紹介したいと思います。