こんにちは。ソフト・ハート研究所レジサービス研究チームの櫻井です。
前回からの引き続きで、「レジ教育をうまく進めるためのコツ」についての
弊社トレーナーのアドバイスを掲載致します。
ご相談内容
新規採用のレジチェッカーさんの教育がいつもバタバタになってしまい、
教育が中途半端になってしまい、フォローに追われることも少なくありません。
レジ教育をうまく進めるにあたってのコツや方法はありますか?
トレーナーアドバイス
新規採用者の教育の成功の鍵は1にも2にも「スケジューリング」に他なりません。
スケジューリングで押さえたいこととしては、
「教育日数」「教育時間」「教育内容」の3点セットです。
教育受講者が出勤できる日数・時間をまずは先に把握しておき、その上で自分自身
が教育できる日数・時間を設定して下さい。
その際、両方のスケジュールが合わなくなることも想定して、教育の予備日を設定する
ことをお奨めします。
教育時間に関しては、長時間の設定はあまり有効ではありません。
教育の消化不良を起こす可能性がありますので、1回につき2~3時間が目安と
なります。
教育内容ですが、はじめからレジ操作を教えるのではなく、レジ接客の基本動作・姿勢
を最初に必ず入れるようにしてください。
レジ業務の根幹業務を後回しにして、操作教育を行なう形にすると、「レジ業務=
レジ打ち」という誤った認識を植えつけてしまい、接客の意識向上をさせる段階で非常に
困ることになります。
注意する点として
1)教育と教育の間を空けすぎない
⇒スケジュールが合わないからといって教育と教育の間を空けすぎないように
してください。あまり空けすぎると、教育した内容を忘れてしまうことだけでなく、
緊張感が薄れてしまいます。
2) 教育日時の決定は一時で済ませておく。
⇒教育が終わるたびに次の教育日時を決める人がいますが、これは業務
効率を悪くするだけでなく、教育受講者にスケジュールの主導権を握られる
きっかけになりますので、一時で決める形にするほうがスムーズに行きます。
そして、もうひとつ重要なのがマニュアル・カリキュラムの準備です。
各社にも常備されていると思いますが、ここでいうマニュアル・カリキュラムは
教育受講者が利用するものとは別の教育者側用のマニュアル・カリキュラム
です。
教育受講者用のマニュアル・カリキュラムの読み合わせだけでは、あまり効果が
発揮されず、「読んでいるだけ」 になってしまいます。
「どこに強弱をつけるのか?」「何度も言うべき箇所はどこか?」
「時間はどれだけかけるのか?」等を教育受講者用マニュアルに記載して
教育者用のマニュアルを作成してください。
これがあるかないかでも教育の効果はかなり違ってきます。
スケジュールと合わせて作成してください。
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