こんにちは。ソフト・ハート研究所レジサービス研究チームの櫻井です。
本日は、好評の「悩み・相談事例」をアップ致します。
ご相談内容
新規採用のレジチェッカーさんの教育がいつもバタバタになってしまい、
教育が中途半端になってしまい、フォローに追われることも少なくありません。
レジ教育をうまく進めるにあたってのコツや方法はありますか?
トレーナーアドバイス
POINT1 基本となる教育スケジュール表を作成していますか?
POINT2 教育計画の見直しを随時していますか?
新規採用者の教育をキチンと行なえていない店舗というのは、往々にして
契約締結後の最初の初日教育はいつから開始するのか?
教育終了日はいつなのか?ということを中途半端に決めてしまうので、
教育がうまく行かないように思います。
まず、スケジュールをキチンと立てないと、どのようなデメリットが発生するかについて
お話したいと思います。
<スケジュールを立てないことによるデメリット>
① 目標設定並びに目標達成が出来ない。
⇒レジ教育をした後、どのようなレジチェッカーにするのか?という目標自体
を設定できないため、教育方法等についてもその場しのぎになってしまいます
ので、「とりあえずレジが打てれば・・」というレベルで妥協しがちになります。
② 新人レジチェッカーに不信感を与えてしまう。
⇒教育スケジュールもぎりぎりまで決まらない、内容も一貫性がないでは
新人レジチェッカーからすれば、レジ教育担当者自身に対してはもちろん
のこと、店舗(会社)に対して「いいかげん」「適当」という印象を与えて
しまいます。そのイメージで仕事をすることになるわけですから、新人
レジチェッカーもその影響を受け、「いいかげん」な姿勢での仕事しか
しなくなってしまいます。
「最近の人たちは・・」などとボヤく前に、キチンとした仕事が出来る環境
を自分たちは用意しているのか?自省していただきたいところです。
③ 教え方にムラが出る。
⇒これはよくあるケースなのですが、Aさんは7つのことを教えてもらったが
Bさんは5つまでのことしか教えてもらっていないということがあります。
教育スケジュールに基づいて教育を実施していないため、教育担当者自身
に時間が余裕がない場合は、「これは後に回して、先にこれを教えよう」と
自身の裁量でショートカットしてしまうことが原因です。
「後で教えよう」と思っていたことは、大抵、他の業務に追われて忘れてしまう
ことになります。
教え方にムラが発生すると、レベルの統一がしづらくなるのはもちろんのこと
自分流のレジ業務に流れがちになり、それが習慣として定着すると、いくら
再教育をしてもなかなか矯正することは難しくなります。
最初の教育をキチンとしていれば、それほどの労力はかかりませんが、
そこをいい加減にしていると、教育の負荷が増えるだけでなく、ミスやトラブル
を誘発しやすくなり、その対処に教育担当者が追われることになってしまいます。
少し長くなりましたので、次回に続きます・・。
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